ゴルフは自分自身を成長させてくれる
スポーツだと感じている
Published on 11 Dec 2014
2014年11月25日。中田英寿氏のデサントゴルフアンバサダー就任発表イベントが行われた。多くのメディアが待ち構える中、デサントゴルフのウェアに身を包んで登場した中田氏。記者達の興味は、なぜ“中田英寿”なのかという点。意外とも思える人選に対し、中田氏自身がゴルフへの熱い想いを語った。元サッカー日本代表の選手の中田氏だけに、ゴルフへの本気度がどれほどのものかという点に興味が集まった。それに対し「遊びでやるつもりはありません」ときっぱりと回答。サッカーはもちろんのこと、その他のスポーツに取り組むときも、中途半端な気持ちでは入り込めないと言う。今回の中田氏の起用は単なるイメージキャラクターという意味ではない。ゴルファーを格好良くしたいというデサントゴルフが掲げるコンセプトのリアリティを高めるため、現在でもトップアスリートでありながら、ファッション性も高い中田氏が格好良いゴルファーへと成長していく姿を追いかける壮大なプロジェクトだ。普段は、過程を見せることを嫌う中田氏だが、ゴルフにとても興味があるタイミングで、ゴルフに真剣に取り組める環境があるという点で、即快諾したと言う。それを聞くだけでも中田氏のゴルフへの本気度が伺える。プロの世界で、しかも世界のトップレベルで長年活躍してきた中田氏は、ゴルフはサッカー以上に自分との戦いという要素が濃いと分析している。それはメンタルスポーツと呼ばれる所以でもあるが、いかに自分をコントロールでききるかが、上達する上で必要だと中田氏自身が感じているからだ。そんな自分と向き合わせてくれるゴルフは、自分自身をまだまだ成長さえてくれるスポーツだと話している。2015年の春夏から展開する「デサントゴルフ」が掲げるテーマは、プレミアムアスリート。既存のゴルフウェアにはない大人ゴルファーに向けて、機能性とデザイン性を兼ね備えたウェアを提案していく。機能性に自信のあるデサントと、アスリートでありながらファッションにも精通している中田氏のコラボレーション。デサントゴルフは日本だけでなく、アジア、欧州、米国へと全世界での展開を視野に入れている。その点で、世界を知り、世界中で名前の知られている中田氏の起用はまさに適任。“HIDETOSHI NAKATA SWING TIMELINE”が本当の意味でスタートした。(文/出島正登)