中田英寿 VS 片山晋呉
マッチプレー対決 開催決定
Published on 25 May 2016
5月16日(月)に原宿の「DESCENTE SHOP TOKYO(デサント ショップ 東京)」にて、「中田英寿VS 片山晋呉 マッチプレー対決」の発表会が行われ、中田英寿氏、片山晋呉プロ、谷将貴コーチが参加した。この対戦は7月29日~31日に北海道の恵庭カントリー倶楽部で開催されるネスレインビテーショナル日本マッチプレー選手権・レクサス杯の前哨戦として開催されるエキシビジョンマッチ。ツアー通算29勝、永久シードを持つ片山晋呉プロに、元サッカー日本代表を務めた中田氏が挑戦するという夢の対決が実現した。デサントゴルフのアンバサダーに就任してから約1年半。スイングタイムラインでは随時、中田氏の練習風景をアップし、内容をレポートしてきたが、公では今回の対決で初めて中田氏のプレーが披露されることになる。スイングタイムラインを見た片山プロは「かなりのスピードで上達していることはわかります。脚の使い方を覚えたら、さらに飛ぶし、スイングも良くなるだろうなとも思います」と、現状の中田氏のレベルを冷静に分析。まだ中田氏がゴルフを本格的に始める少し前に対談する機会があったとのこと。「その時はまさか2年後に対決することになるとは思っていませんでした。中田さんがゴルフをはじめてくれたこと、好きになってくれたことを本当に嬉しく思っています。お互いに負けず嫌いなので、マッチプレーだともう1ホールとお互いが言って、終わらないんじゃないかと心配です」と対戦を心から楽しみにしている様子だった。勝負に勝つことは現実的には難しいかもしれないが、今回の対決はマッチプレー方式で行われるため、中田氏が一矢を報いるチャンスは十分にあると谷コーチは言う。谷コーチは片山プロのコーチも務めており、複雑な心境ですねと苦笑い。今回は全面的に中田氏のサポートにまわる。対決に関して中田氏は「自分にとって楽しむためだけにスポーツをやるということは存在しません。少しでも上のレベルでできるようになることを目標にしています。片山プロと対決することにプレッシャーはありますが、今の自分に何ができるかを知れる楽しみの部分もあります」。4月にはハワイでゴルフ合宿を行った中田氏。今回の対決を見据えて、ドライバーを封印し、ドライビングアイアンでのティショットを磨いた。さらに対決までは練習時間を増やし、北海道での合宿も予定している。「プロに一泡吹かせられればと思っています」と意気込みを語った。(文/出島正登)